犬の皮膚病がなかなか治らない場合には、薬やシャンプーなどの治療内容が症状合っていない場合や、他にも病変を引き起こしている原因が潜んでいる可能性があります。


犬の皮膚病
犬の皮膚病に

犬の皮膚病が治らない、悪化する

 

犬の皮膚の痒みには、アレルギーやアトピーによって起こる場合や、細菌や真菌などの病原菌が繁殖する事によって起こる場合など、様々です。

 

また、アレルギーやアトピーを患っている場合には、そのような皮膚の常在細菌が繁殖しやすくなるため、痒みなどの症状を悪化させている場合もあります。

 

皮膚を清潔に保つために、頻繁に体をシャンプーなどで洗浄する事で症状が緩和する場合もありますが、皮膚の腫れや痒みなどの症状がさらにひどくなる場合もあります。

 

洗浄力の強いシャンプーには、界面活性剤などの洗浄力の強い成分が多く配合されている場合が多いですが、界面活性剤は皮膚への強い浸透力があり、体内に残留して内臓機能に負担をかけるため、微量であっても継続して使用していると、たくさんの毒素が体内に蓄積する事になります。

 

また、洗浄力の強いシャンプーは、皮膚の保湿やバリア機能を維持するために必要な皮脂を奪ってしまうため、皮膚が乾燥しやすくなったり、細菌、真菌、花粉、ハウスダストなどの外部の刺激に影響を受けやすくなる恐れがあります。

 

皮脂は皮膚の表面で皮脂膜を形成する事で、水分を保持し、外部の刺激から守る役割がありますので、少しは必要なものです。

 

特にアレルギーやアトピー体質の場合には、シャンプーによって皮膚が傷付いたり、乾燥しやすくなる事が多いため、なるべく刺激の少ない無添加で自然な成分のシャンプーを使用する必要があります。

 

余分な皮脂は、ぬるま湯でも溶け出しますし、シャワーの水圧でも十分洗い流せますので、皮膚病の症状によっては、獣医師からシャンプーや薬浴を禁止するように指導を受ける場合もあります。

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